「前Qのほめぱげ」という名のブログ

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Twitterに対する愚痴を書いていたら『明日カノ』の話になったよ

時代はブログ。嘘。単につらつらと雑文を書き散らかすには、Twitterの居心地が若干悪くなっただけのこと。私にとって。それで気まぐれに連続更新してみている、というわけ。

Twitterだけで完結している分のやりとりは別にいいんですけどね。最近はーー随分前からそうだったのかもしれないけど、私の感覚として気になりだしたのは「最近」ーーはてなブックマークだとかTogetterだとか外部サービスにツイートが持ち出されて、そこでやいのやいのいわれる。これがちょっとイラッとくる。

はてなブックマークのコメントには、システム上、反応しづらい。たとえばこのブログなり匿名ダイアリーなりを使っていちいちコメントをコピペして、idコールをして反論したりはできなくもないけれど、結構な手間である。そこまでするほどのことか? という気持ちになる。でも、言いっぱなしで適当なこといわれてるとイラッとくる。心が狭いので。

Togetterは、往年の2ちゃんねるまとめサイトの代替サービスのように使うアホというかクズが増えてから、非常にイライラさせられる存在になったなぁと。話題の発端になった個人のツイートひとつかふたつを冒頭に置いて、そのあとに対しておもしろくもないひとことどっかの誰かの感想ツイートを大量にまとめる。あの本当に酷いTogetterまとめのスタイルを普及させたやつは誰なんだ。まったく。

もうちょっと風通しがいいインターネットというか、SNS空間ができるといいなとホントに思う。無理だろうけど。どんなシステムを作ろうと、そこに入り浸る人たちの性根が変わらんことには、同じ問題が繰り返されてしまうわけだからして。ネットが変わるというより、社会が変わらんことには無理って話。

そんな愚痴というか、ここしばらく感じていたちょっとした不満をつらつらと書いていたら、思い出した。『明日カノ』の9巻から始まったEpisode5「洗脳」が、ちょっと前に出た11巻で完結したんですよ。これ、傑作でした。

その前のEpisode4「Knockin' on heaven's door」もホスト業界とそこにハマった女性の姿を描いたフィクションとして秀逸な内容でしたけど(特に「ゆあてゃ」の人物造形は、エピローグも含めて素晴らしい)、「洗脳」もそれに勝るとも劣らない。

主人公である現役大学生高級ソープ嬢と、人気動画配信者がひょんなきっかけで出会ってから恋に落ちる。その心理描写がなんとも巧み。すれっからしのはずのソープ嬢が、わかっちゃいるけど……でどんどん流されていくあたりが、実に生々しい。

で、そんなふたりが、やがて些細なことがきっかけで、ネットの悪意にさらされてしまい……ここからの、風通しの悪いインターネットの描写が凄まじいんだなー。この作品、とにかくディティールの拾い方が見事。震えます。

ネット中毒気味の諸氏におかれましては、ぜひお手に取られたし。

登場人物が一部重複はするものの、基本的にはEpisodeごとに完結しているマンガなので、9巻から読み始めても大丈夫。もしくはEpisode4が始まる5巻から手にとってもいいかも。それでおもしろかったら、1巻まで戻っても。

そんな感じです。

ちなみにまあ、なんだかんだと不平不満をいいつつ、Twitterを止めることはないと思います。文句を言ってしまうのは愛しているからなのよ。ははは。度し難い。