「前Qのほめぱげ」という名のブログ

アニメライター・前田久(前Q)のブログです。詳細なプロフ・主な仕事履歴は https://mae-9.hatenablog.com/entry/works をご確認ください。仕事のご依頼など諸連絡は mae9biz@gmail.com まで。

新潟に行く(1年ぶり2度目)。

今週の土曜から翌週の月曜午前まで、新潟国際アニメーション映画祭に行きます。

niigata-iaff.net

上映ラインナップもいいし、近場で美味しい魚とお酒も楽しめる、いい映画祭です。

去年楽しかったので、今年も行くことにしました。

↑の「ニュータイプ」で今年のコンペ部門審査委員長のノラ・トゥーミーさんに映画祭の魅力(と、高畑勲監督作品についてのあれこれ)をうかがってます(宣伝)。

ちょうどそのタイミングでガタフェスもやってるんですよね。

niigata-animemangafes.com

こっちも顔出せるかしら。

 

刃牙展をやってることにも気づいた(偶然)。

museum.nmam.jp

 

楽しみだなあ。

理想のカツ丼を求める旅の途中。

特定のメニューや食材を食べたい気持ちがずっと持続する、「食のマイブーム」みたいな現象が突然訪れることがある。少し前から久々に来た。カツ丼である。なんだか連日、カツ丼が無性に食べたくて仕方ない。

というわけで、ちょくちょくお店に足を運んでいる。今のところハズレを引いたことはない。どれも美味しかった。しかし、脳裏に思い描いている理想のカツ丼と、どれもどうもズレているのである。おかげでどうも、本質的な部分の欲求が満たされない。

私の記憶が確かなら(※鹿賀丈史さんになりきった気持ちで書くフレーズ)、その昔、カツ丼というのはグルメから結構貶されていたはずである。この件、あえて調べ物を一切せずに書くので完全な被害妄想だったら申し訳ないが、理屈はこんな感じ。

「とんかつという衣がサクサクであることを売りにするような料理を、わざわざ汁に浸し、衣をベトベトにしてしまうなんて愚の骨頂。おまけに水分を含んで重くなり、さらにはタマゴまで絡められた衣は形をほぼ失い、肉と完全に分離してしまう。これはもう、とんかつという調理法に対する冒涜である」

……みたいな。

こうした批判に対する対応が進んだのか、最近食べたカツ丼はどれもこれもちゃんと衣が結構サクサクしてる。もちろん汁を吸っている部分もあるのだが、バランスがちゃんと取れているというか。とんかつとはまた違った意味でのマリアージュを楽しめる料理として仕上がっている印象だった。すごいねえ、世の中の進歩。

でもしかし、ここ最近の私が食べたいのは、ベッチャベチャなカツ丼なんだよな〜。汁まみれになった衣がドロドロに溶けてるようなやつ。衣サクサク派のとんかつ好きが呆れるようなやつ。それでいて衣や肉の質が今ひとつなのはイヤなんだよ(わがまま)。

どこにいけば出会えるのだろうか、理想のカツ丼。

旅は続く。

 

……特にオチもなく終わり。

 

 

ロング・インタビュー企画がもっとやりたいですね、とか。

1万字くらいあるやつ。

直近で公開されたこのインタビューも楽しい仕事でした。

originalnews.nico

できればもっとやりたいものです。はい。

もし何かお役に立てそうな企画がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

……つか、自分でも企画書を出そう。おかげさまで仕事が途切れていないこともあって(本当にありがたいことです)、ついついそういう種まきの作業をサボってしまうのがよくない。

そしてサボっているといえば、このブログの更新も……ホントよくないね!

あ、でも、こっちは書いてました。

news.yahoo.co.jp

『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』素晴らしいですよ。オススメです。

まったくここまでの流れと関係ないけど、『明日カノ』の最終巻は素晴らしかったです。

私はあまりにご都合主義が過ぎるエンタメ作品にも鼻白むんですが、そうしたものの対極にあるとしてやたらと持ち上げられがちな「リアル」を称する露悪的な作品もあまり好きではない。えげつない不幸を切り取れば「リアル」だというのは貧しい態度だと思います。このシリーズは最後まで等身大の人生を描いていたのが、本当に素晴らしいです。沁みました。