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「前Qのほめぱげ」という名のブログ

アニメ好きなおじさんこと前Q(前田久)が、なるべくアニメの話をしないという縛りで書いていくブログ……のはずが、ほとんどただの仕事履歴に。Twitterの方がアクティブだよ。 https://twitter.com/maeQ

「日本オタク大賞2014」アニメ部門プレゼン用メモ【2015は今週末開催!】

日本オタク大賞2015」が今週末、1月16日(土)の18時30分から、新宿ロフトプラスワンで開催されます。

昨年度の「日本オタク大賞2014」でのプレゼン用に作成したメモ書きが出てきたので、手直しして載せてみます。イベントに興味を持たれている方の参考になれば幸いです。

もし「面白いなー」と感じたら、ぜひ会場に遊びに来てみてください(チケットの案内は記事の最後に載せています)。

 

日本オタク大賞2014」アニメ部門プレゼンメモ(作成:前田久(前Q))

・『アナ雪』「ドラ泣き」『楽園追放』
 3DCGアニメ、快進撃!

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まずはファミリー向け作品から……

ディズニー映画『アナと雪の女王』日本での累計興行収入254億7,000万円を記録。
→2014年度に公開された洋画・邦画作品の中で年間ベストワンの興収(文化通信社調べ)。

→キャッチーな魅力の主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」を前面に押し出した宣伝が話題を集め、社会現象化。それにともない「ヒットの要因」を分析する記事や番組も多数作成され、それがさらにヒットを後押し。

Blu-rayやサウンドトラックなど、関連商品も大ヒット。

 

STAND BY ME ドラえもん』も83億8,000万円の興収で年間ベストテン3位にランクイン(同じく文化通信社調べ)。

→2011年『Friends もののけ島のナキ』が好成績を記録し、日本でもフル3DCGのアニメ作品が行けるかも? という空気があった。それから3年、ついに決定打といって良い作品が出てきたのでは。

 

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一方、オタク向け作品も……

→『蒼き鋼のアルペジオ』『シドニアの騎士』と、3DCGによるハイターゲット層向けのTVアニメが企画として成立するようになった(キッズ向け企画なのでここに並べるのは少しおかしいが、宮崎吾朗監督『山賊の娘 ローニャ』もあった)。

→そんな状況の中、満を持して登場したのがセルルック3DCG映画の『楽園追放』。『鋼の錬金術師』『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督、『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄さんがコンビを組んだサイバーパンクSF作品。いわゆる「メカ」と「美少女」が大活躍する、いい意味で、オタク向けに振り切ったテイストの作品。全国13館という小規模の公開だったけど、興行収入1億円突破のスマッシュヒットを記録した。BDも予約だけで3万枚くらい売れたとか。何が良いって、観た人の感想を読むと、大体アンジェラの「尻」に触れていること(笑)。3DCGで、一般的なアニメファンの「キャラ萌え」の心を刺激することが、ついに可能になった感がある。実際、僕も素敵なケツだと思う(笑)。

 

・全部妖怪のせいなのか!?
 『妖怪ウォッチ』大ブレイク

妖怪ウォッチ 特選ストーリー集 赤猫ノ巻 ( ジバニャン巾着ニャ付 ) [DVD]

ゲームが半年ほど先行したのち、2014年1月からTVアニメ放映開始。そこから、本格的にブレイクした。身につけると妖怪が見えるようになる「妖怪ウォッチ」を手に入れた少年・ケータが、ウィスパー、ジバニャンを始めとする仲間の妖怪たちと、妖怪が原因のトラブルに首を突っ込んでいく。

「首を突っ込む」という表現をしたのがミソで、これまで多々作られてきた「妖怪もの」のフォーマットに沿った展開になるかと思いきや、ケータたちが事件を解決するためのアクションをほとんど起こさないところが面白い。妙な事件が起こっていることに気づいて、原因となった妖怪を見つけ出し、なんだかんだと騒いでいるうちに、いつのまにか事態が収まる。そして放映時間も過ぎ去っている。

監督がとあるインタビューで「面白いことが大事」と発言していた。まさにそんな感じのフィルムで、ストーリーの辻褄とかよりも、テンポとネタの詰め込みを重視しているように見える。ようするに、バラエティー番組に雰囲気が近い。オムニバス形式で、脈絡もなくいきなりネタがつっこまれるあたりは、完全にコント番組風だ。

思い切りのよいパロディがよく話題になっている。題材は『孤独のグルメ』のような最近のトピックもあれば、『太陽にほえろ!』とか『3年B組金八先生』とか、昭和感全開のものもある。

妖怪ウォッチ本体をはじめ、おもちゃ関連は品切れ続出。ウォッチにセットする「妖怪メダル」にはコレクション要素があり、限定商品が販売される際には、深夜からお店の前に行列ができる。親御さんは大変。

メダルへの熱狂についてくさす文章がメディアに掲載されたり(ライダーチップスとか、ビックリマンとか、あのへんと一緒で、売れると叩かれる)、『妖怪ウォッチ』と関係なく「妖怪」を絡めたイベント企画、作品が妙に増えていたり、まさにこちらも、『アナ雪』同様に社会現象化している。

年末の紅白でも大フィーチャーされていて、レベルファイブの企画力の高さはすさまじい……とあらためて感じた。

 

・「ガンダム」35周年
 『UC』完結、『BF』&『Gレコ』

機動戦士ガンダムUC [MOBILE SUIT GUNDAM UC] 7 [Blu-ray]

ここ最近、毎年「ガンダム」は何がしかの記念イヤーを迎えている(「『△△』放映◯周年」「ガンプラ発売◯周年」などなど) 。

2014年は数年越しのプロジェクト『機動戦士ガンダムUC』の最終章が公開され、有終の美を飾り、さらに『ガンダムビルドファイターズトライ』『Gのレコンギスタ』で史上初、地上波で「ガンダム」のTVシリーズが2作同時放映された。さらに、公開は2015年だが、パンドラの箱を開けるような企画である『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ化がついに発表され、お祭り感が強かった。

それにしても、『UC』最終章の舞台挨拶で「やっと終わりました」と感涙していた池田秀一さんが、『THE ORIGIN』でもやっぱりシャアを演じるというのには、少し驚いた。

 

・ワグナー、ラブライバー、アイカツおじさん
 アイドルアニメ戦線拡大中 

劇場版「Wake Up, Girls!  七人のアイドル」 初回限定版[Blu-ray+CD]

『Wake Up!Girls』『ラブライブ!』『アイカツ』『プリパラ』と、オタク向けでも女児向けアニメでも「アイドル」ものが花盛り。

ここ数年、常に話題を集めているので、「今年の現象」として名前を上げるのははばかられる気もするが、『アイドルマスター』の劇場版もファンが劇場で大いに盛り上がっている姿が印象的だった。

これらの作品は、兼任しているDD(誰でも・大好き)な人もいれば、個別のタイトルに入れ込む熱狂的なファンもいる。いずれにせよ、絶え間なくライブや関連グッズの展開が続くので、ファンは嬉しい悲鳴をあげている状態。そして、ガチでこれらのタイトルにハマると、現場に通うのが忙しくなり、ほかのアニメを見ている余裕がなくなる。そういう人たちのことを、はたして「アニメ」ファンと呼んでもいいのだろうか!?(冗談です・笑)

 

・『松太郎』『少ハリ』『バハムート』
 アニメの企画は摩訶不思議

暴れん坊力士! ! 松太郎 第1巻 [DVD]

2014年はアニメの本数がものすごく多かった。とあるリサーチによると、シリーズものや30分未満の作品を除いても100作を越える。前年と比べても、20作近くタイトル数が増えているとか。

そのせいか、「なぜ、今、このタイトルをアニメ化するの?」というのが、見えてこない作品もたくさん。

『暴れん坊力士 松太郎』は「なぜ今?」案件の筆頭。日曜の早朝枠で高齢者をターゲットにしていた……という説明はあるものの、不思議な企画だった。

『少年ハリウッド』は男性アイドルアニメ。2014年は昨年以上に、女性向け作品が本格的にビジネスとして軌道に乗り始めた年でもあって、『Free!Eternal Summer』『幕末Rock』など、多くの女性ファンを獲得した話題作が連続した。『ハイキュー!!』も、「週刊少年ジャンプ」掲載の骨太な少年マンガのアニメ化だが、女性ファンからの熱い視線を集めた。そうした流れの中でも、このタイトルは変わり種。エブリスタという携帯小説サイトの人気作が原作だが、アニメファンのあいだでは原作の知名度はそこまで高くなかった。しかも内容は、原作小説の作者が全話脚本を書きおろした、実質、オリジナル企画。アイドルものは企画の方向性や出演声優などで比較的ターゲット層が見えやすいような気がしているのだが、この作品だけは、狙っている市場が読めなかった。

ソーシャルゲーム原作アニメも今年は多かった。『ガールフレンド(仮)』とか。その中で『神撃のバハムート』は劇場版クオリティの作画で度肝を抜かれた。実際、かなりの制作予算がかかっていたのではないかという噂。しかし、これまた、いわゆる深夜アニメっぽいキャッチーさ(ようするに「萌え」)の感じがまったくないファンタジーで、どうやって採算をとっているのかがいまひとつ想像できないものだった。プロジェクトとしては上手く回っていたようだが、海外市場の力だろうか?

また、ニコニコ動画の人気楽曲から、小説、マンガなどのメディアミックス展開を経て、アニメ化された『メカクシティアクターズ』もあった。

アニメの企画のスタート地点、原作供給源が多様化し始めている印象を受けた年でもあった。

 

・まとめ

2014年のアニメ事情を振り返ったとき、目立つトピックはたくさんあるけれども、「2014年のトレンドはこれだった!」とヒトコトでまとめられるような、大きな傾向はなかった(あえてあげるなら3DCGの進歩かと思うが、それは「ここ数年」のトレンドで、2014年に限定されたものでもない)。

2015年はさらに混迷極まる状況になるのだろうか。楽しみなような、恐いような。

……日本のアニメの「あしたはどっちだ!?」。

 

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日本オタク大賞2010

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